LINE(ライン)盗聴・不正アクセスの実態

「他人にLINE(ライン)が盗聴されている気がするのですが、そんな事ってあり得るのでしょうか?」
というご相談が良くあります。

ほんの数年前までは、LINE(ライン)のセキュリティには問題があったため、実際に盗聴、不正アクセス、乗っ取りなどの事件が多発しました。
(検索エンジンで「LINE 盗聴」などで検索すれば、どれだけ多くの被害があったか、お分かりいただけると思います。)
そして、あまりにも被害が多かったためか、LINE(ライン)の運営側による対策が取られ、セキュリティが強化されました。
そのため現在では、盗聴、不正アクセス、乗っ取りなどを行うのは、以前よりも格段に難しくなっています。

ただし、絶対に無いわけではありません。
以前に流行した手口については、対策が取られたため被害は受け難いですが、それとは別の方法による攻撃については、残念ながら被害を防げません。

LINE(ライン)の盗聴・不正アクセスの方法


「被害に遭っている場合、どういう方法で盗聴が行われているのでしょうか?」

前述の通り、現在はLINE(ライン)のセキュリティが強化されているため、以前と違って盗聴を行うのは難しくなっています。
しかし、LINE(ライン)のシステムに対して攻撃するのではなく、スマホやパソコンを直接攻撃する、あるいはLINE(ライン)の管理下にない別のサーバーやネットワークシステムを攻撃して、情報を不正取得することは依然として実行可能となっています。

具体的には、例えば次のような方法が挙げられます。
  • 1,スマホやパソコンを遠隔操作して情報を盗む。
  • 2,スクリーンショットやキャプチャで画面を盗み見る。
  • 3,通信経路の途中で、通信が傍受・監視されている。
  • 4,LANの中で、通信が傍受・監視されている。
  • 5,ウィルスや不正プログラムによって、スマホやパソコンのデータを外部へ漏洩・流出させる。

1,スマホやパソコンを遠隔操作して情報を盗む。


スマホやパソコンが犯人(加害者)から攻撃を受けて、ウィルス感染や不正プログラムのインストールをされ、乗っ取られて遠隔操作されるようになるというトラブルです。

2,スクリーンショットやキャプチャで画面を盗み見る。


スマホやパソコンで表示している画面を、画像や映像で記録されるというトラブルです。
記録された画像・映像データは、インターネットに勝手にアップロードされ、それを犯人(加害者)が盗み見るという流れになります。

以前は、パソコンがウィルス感染したために起こる事が多い被害でした。
しかし現在では、スマホを遠隔操作で「画面キャプチャ」や「スクリーンショット」を行えるようにするアプリが複数登場し、スマホでも被害を受ける可能性が高まっています。

3,通信経路の途中で、通信が傍受・監視されている。


被害者の端末(スマホやパソコン)とサーバーとの通信が、通信回線の途中で犯人(加害者)によってデータを不正取得されるというトラブルです。

ハッキングの方法としては、次の様なやり方が代表的な例です。
  • ①スマホやパソコンが、不正な通信経路で通信するように設定されている。
  • ②通信経路上にあるサーバーが、不正な通信経路で通信するように設定されている、または犯人(加害者)に乗っ取られている。
  • ③通信回線の途中に特殊な装置を接続し、不正に通信を記録されている。

4,LANの中で、通信が傍受・監視されている。


主に職場や学校など、被害者が所属する組織やグループの中で行われることが多いトラブルです。

これまでに弊相談サロンに寄せられた相談では、特に会社の中で不正が行われた事例が多くあります。
職場の人間関係のトラブルなどがきっかけとなり、不正行為の被害を受けてしまったというケースが多いのです。
  • 【例①,ストーカー】
    加害者社員A(男性)が、被害者社員B(女性)に対して、ストーカーのような目的でLINE(ライン)を盗聴・不正アクセスする。
  • 【例②,イジメ、嫌がらせ】
    加害者社員Cが、被害者社員Dに対して、「いじめたい、嫌がらせしたい」「仕事を辞めさせたい」というような目的を持って、LINE(ライン)の盗聴・不正アクセスをする。

5,ウィルスや不正プログラムによって、スマホやパソコンのデータを外部へ漏洩・流出させる。


ウィルス等の不正動作により、スマホやパソコンが自動的にどこかへデータを送信してしまうというトラブルです。
このようなトラブルは過去に何度も大流行し、その度に大きな話題になっています。

典型的な例として、次のようなケースが多いです。
  • ①不正なメールを開いたことによりウィルス感染してしまい、スマホやパソコンのデータがインターネットへ流出してしまう。
  • ②インストールしたアプリケーションがウィルスに侵されていて、スマホやパソコンがウィルス感染してしまい、スマホやパソコンのデータがインターネットへ流出してしまう。
  • ③閲覧したWebサイト(ホームページ)がウィルスに侵されていて、スマホやパソコンがウィルス感染してしまい、スマホやパソコンのデータがインターネットへ流出してしまう。
他にも様々な事例があるのですが、全てを挙げるとキリがないので、ここまでとしておきます。

被害状況に合わせた対処が必要

「LINE(ライン)が盗聴の被害に遭っている場合、どのように対処すれば良いのですか?」

犯人(加害者)がどのような手口で不法行為を行っているのか、また、どのような被害を受けているのか、個別の事情によって最適な対処方法は異なりますが、どのような状況においても基本的に、次の3つの対処が必要となります。

1,証拠を掴む

LINE(ライン)盗聴の被害を受けている「かも知れない」というのではダメです。
「かも知れない」という不明確な状況では、警察は動きませんし、裁判所も弁護士も動きません。
それどころか、家族や友人に相談しても、「気のせいだ」とか「被害妄想だ」と言って、まともに相手にしてくれないでしょう。
つまり、被害が不明確な状況では、誰も味方になってくれないのです。
ですので、「かも知れない」ではなく「間違いなく被害を受けている」と証明するために、証拠を掴む必要があります。

2,犯人(加害者)に対する対処

証拠を掴めば、法的請求(差止請求や慰謝料請求)、民事訴訟、刑事告訴などを行えるようになりますので、犯人を制裁して不正行為を確実に止めさせましょう。
「注意だけして放免する」という詰めの甘い措置で終わらすと、再犯の危険性が高いので、きちんと制裁して犯人(加害者)に反省させましょう。

3,セキュリティに対する対処

犯人(加害者)をやっつけたとしても、セキュリティに脆弱性があるままでは、再度攻撃を受けた場合に同じ状況に陥ってしまいます。
再び被害に遭わないように、脆弱性を修復する、セキュリティ機器を導入するなどといった、予防の対策を行うと良いでしょう。

以上の3つの対処を全て行うべきです。
一部の対処を行っただけでは、問題の原因を完全に取り除けないため、終局的な解決にはなりません。

LINE(ライン)盗聴・不正アクセスの対処方法については、
関連記事【犯人(加害者)特定や法的措置について】
でご説明しておりますので、こちらも合わせてお読み下さい。

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